笑気吸入鎮静法の基礎知識

歯の治療を受けたことがある方は、甲高いドリルの音や痛みを忘れられず、虫歯が痛くても足が遠のいてしまう方が少なくないと思います。大人でも苦手意識があるため、反応が素直な子どもを小児歯科に連れて行くには骨が折れると感じている親御さんは多いのではないでしょうか。ただ、小児歯科でもそんなお子さんに進んで治療を受けてもらえるように様々な工夫をしています。

こちらでは、そんな工夫の1つである笑気吸入鎮静法についてご紹介いたします。

笑気吸入鎮静法とは

笑気麻酔とも呼ばれ、酸素に笑気という気体を混ぜて鼻から吸い込む麻酔方法です。笑気には恐怖心や不安感を抑制する効果があるため、非常にリラックスして治療が受けられる状態を作り出します。

ほぼ無臭なので、吸い込む不快感もなく子どもでも嫌がることなく器具を装着することができます。吸い込んでから約5分で効果が現われるため、治療開始まで時間がかかることもありません。笑気は副作用がなく、血液中にもほとんど溶解せず体外に排出されるため、極めて安全性の高い方法となっています。

全身麻酔との違い

全身麻酔でも笑気は使用されています。ただ、全身麻酔が意識を完全に失ってしまうのに対して、笑気吸入鎮静法は意識を失うことがありません。そのため、体に何か異常があれば反応することができます。

全身麻酔の場合は、こうした反応ができないため、大掛かりな設備や麻酔に対する知識や経験が求められますが、笑気吸入鎮静法は使用する笑気の濃度が薄いため街の歯医者さんなど、大きな病院でなくても取り扱うことができるようになっています。

子どもだけでなく高齢者の方にもおすすめ

高齢者の方になると、治療に対する恐怖感や嫌悪感はそれほど強くないと思いますが、年令による臓器の機能低下や痛み、ストレスに対する予備知識がないため、歯科治療で体に異常をきたしてしまう方も中にはいらっしゃいます。そんな方でも、笑気吸入鎮静法により気持ちをリラックスさせて痛みを鈍くすることにより、安心安全な治療ができます。

当院では、痛くない歯科治療のために痛みを抑える様々な方法に対応しています。子どもが安心して通える小児歯科や無痛治療を行っている歯科医院を長津田でお探しの方はぜひご利用ください。また、当院は審美歯科や予防歯科にも対応しています。

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